空手の「決め」

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空手を習っている時に、よく「『決め』をしっかり」というような指導を受けることがあります。空手を習っている人は、上級者の動きなどを見ながら「なるほど、『決め』とはこういうことか」と感覚的に覚えていくのですが、言葉で説明するのはなかなか難しいかもしれません。

『決め』と言った時には大まかに2通りありまして、一つは、相手に技を入れて倒れた時に素早く下突きのポーズをとって、「技を決めたぞ」というアピールをする場合。もう一つは、基本稽古や型の稽古などで、一つ一つの技にしっかり気合を込めて、周りの人にも力の入れ方が分かるくらいキレのある打ち込みをすることです。

ここ最近、道場稽古で学ぶ技のアニメーションを作成し、今回も「逆突き~肘打ち~裏拳~下段払い~逆突き」という技を作ってみました。 Fists_Elbow_Sweep_450.jpgこういった技のアニメを作る際に意識するのは、やはり「決め」がちゃんと反映できるかどうか、といった点です。

アニメーションで「決め」を表現するというのは、どういうことなのか。

それは、専門用語で言うところの「イーズイン」と、「止め」の組み合わせになると思います。

以下の画像は、「下段払い」の部分の各フレームです。

JPG_00109.jpg

JPG_00110.jpg

JPG_00111.jpg

JPG_00112.jpg

JPG_00113.jpg

1~3枚目の動きは小さく、4枚目で大きく変化し、5枚目は静止の状態です。静止はあと2フレーム続きます。

このように作ると、ビシッと切れのある動きになり、「決め」に近いイメージになるようです。

以下のページでこの動画を見られます。

http://brave-stream.com/ja/animation/karate/combination/fists_elbow_sweep/

今回のアニメーションでは、連続する手技にしっかり「決め」を入れていくところがポイントでした。

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連続技「逆突き~肘打ち~裏拳~下段払い~逆突き」のアニメーションです。 空手の道場で学ぶ、基本技を連続して繰り出す技です。この技も、やはり昇... 続きを読む

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筆者プロフィール

William7 Streeter

セカンドライフの中でアニメーションを販売しています。 昼は普通の会社員で、Web制作やCG制作の仕事をしています。 昔やっていた空手の経験を活かし、空手のアニメをたくさん作っています。