2010年7月アーカイブ

空手の「決め」

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空手を習っている時に、よく「『決め』をしっかり」というような指導を受けることがあります。空手を習っている人は、上級者の動きなどを見ながら「なるほど、『決め』とはこういうことか」と感覚的に覚えていくのですが、言葉で説明するのはなかなか難しいかもしれません。

『決め』と言った時には大まかに2通りありまして、一つは、相手に技を入れて倒れた時に素早く下突きのポーズをとって、「技を決めたぞ」というアピールをする場合。もう一つは、基本稽古や型の稽古などで、一つ一つの技にしっかり気合を込めて、周りの人にも力の入れ方が分かるくらいキレのある打ち込みをすることです。

ここ最近、道場稽古で学ぶ技のアニメーションを作成し、今回も「逆突き~肘打ち~裏拳~下段払い~逆突き」という技を作ってみました。 Fists_Elbow_Sweep_450.jpgこういった技のアニメを作る際に意識するのは、やはり「決め」がちゃんと反映できるかどうか、といった点です。

アニメーションで「決め」を表現するというのは、どういうことなのか。

それは、専門用語で言うところの「イーズイン」と、「止め」の組み合わせになると思います。

以下の画像は、「下段払い」の部分の各フレームです。

JPG_00109.jpg

JPG_00110.jpg

JPG_00111.jpg

JPG_00112.jpg

JPG_00113.jpg

1~3枚目の動きは小さく、4枚目で大きく変化し、5枚目は静止の状態です。静止はあと2フレーム続きます。

このように作ると、ビシッと切れのある動きになり、「決め」に近いイメージになるようです。

以下のページでこの動画を見られます。

http://brave-stream.com/ja/animation/karate/combination/fists_elbow_sweep/

今回のアニメーションでは、連続する手技にしっかり「決め」を入れていくところがポイントでした。

六本蹴りの思い出

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六本蹴りもやはり審査で課題となっていた技なので思い出が多いです。

特に、「掛け蹴り」という技が今一つどう蹴っていいか悩ましかったような記憶があります。

Six_Kicks_450.jpg

廻し蹴りを蹴り終え腰を入れ込んだ状態から、腰を反対に回転させつつ蹴り足のかかとで相手をひっかけるような蹴り方をするのものなのですが、かかとの角度がひっかかるように向いていればよいのか、あるいは膝の角度もひっかける相手に向けて垂直であるべきなのか、みたいな悩みでした。

書いても伝わりづらいかもしれませんが、要は本当に効かせるつもりでけるのか、とりあえず見栄えがよければ良いか、というような悩みでした。

おそらく股関節や膝の柔らかい人は悩まずに済むことでしょう。股関節が180度に開く人であれば、きれいかつ相手に直角に膝を返すことができるはずです。

股関節の硬い人は、かかとを直角に当てようとすると、どうしても、やや下から膝を返したくなるのではないでしょうか。その姿勢で高いところを蹴ろうとすると、どうしても上半身が斜めに傾くことになります。

上半身を傾けずに掛け蹴りをしようとすると、内回し蹴りに近い蹴り方になり、威力はいまいちな気がしました。

今回のアニメでは、股関節が柔らかい人の蹴り方にしました。高いところを蹴りつつ上半身があまり傾かず、なおかつ膝が相手に向かって直角に曲げられる蹴り方です。

あまりにもニッチな内容ですみません。

 

あと、今回YouTube用に撮影を行った場所ですが、なかなか素敵な飛行機工場?でした。

飛行機が大好きな人がいるんですね。

前にこのブログで書いた、上空300mの飛行機オブジェクトは、この工場の持ち主が作ったのかもしれません。

6Kicks_00108.jpg

ふだんあまりSL内を探索しない方なので、YouTubeの撮影のために良い場所を探す際、面白いあるいは素敵な場所に出会うのが本当に楽しいです。

好きなものをこだわって表現できる人たちが世界中にいるということが感じられてワクワクします。

五本蹴りの思い出

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今日は、空手の連続技「五本蹴り」のアニメをアップしました。

この技を作っていて、とても懐かしい気持ちになりました。というのも、この技は昇級・昇段審査で課題になっている技だからです。

Five_Kicks_450.jpgたしか、この技は白帯の頃から道場で教わったと思いますが、最初のうちは周りの人たちの動きにほとんどついていけず、うろうろするしかありませんでした。

稽古を重ねているうちに少しずつ体が動きを覚えてくるようになるのですが、それでも、まともに蹴ることができるのは上級者になってからでした。

初めての審査の時は、どんなことをさせられるかよく分からなかったため、基本技の段階で結構息が切れてきました。そして、最後に「五本蹴り!」と言われた時には結構気持ちが滅入りました。

どのレベルの審査の時でもこの技は必ずやらされたように思います。

きれいに蹴られれば、横位置は最初の構えの位置と同じになるはずなのですが、実際にはなかなかうまくいかず、隣の人にぶつかりそうになることが多かったです。

今日作ったこのアニメは、こんな風に速くきれいに蹴られればなー、という思いがこもっています。

上空300mのユーモア、その2

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昨年11月の投稿で紹介しました、上空300mの飛行機ですが、最近変わりました。

前はこんな感じでした。飛行機雲がなかなかいい雰囲気を出していました。

091105_3.jpg

それが、最近はこうなっています。

100704.jpg

航空機になっていますね。

しかし、今更ながらですがこの300mでは、たぶん私くらいしか気付いてないのでは?

わずか数人にしか見られないところのユーモアとうのは本当に粋ですね。

これからさらにどう変わるか楽しみです。

プロペラ機からジェット機に進化しましたら、次は宇宙船でしょうか?

「後ろ肘打ち~肘打ち上げ~裏拳」というコンビネーションのアニメを作りました。実は、サイファという型の一部です。昔、結構、この型が好きだったんです。

2elbows_backhander_450.jpg

就職して東京に出てきて、宴会で会社の先輩方に「何か空手の型を見せてみろ」と言われ、とっさにやったのがこの型でした。

今ではもう、どの型も部分的にしか覚えていませんが、サイファのこの部分の動きは特に好きで、今回作ってみました。

前に出るときに、足をまっすぐに出すのではなく、弧を描くように出すのが特徴です。

2elbows_backfist_00239_s.jpg

この場所は例によって、Gomes店近くの海岸です。波の打ち上げが本当にきれいです。

Second Lifeもこうやって見てみると、細かいところで進歩してますね。

Linden Labはなんだかゴタゴタしてましたが、なんとかまた盛り上げてもらいたいところです。

公式サイト

筆者プロフィール

William7 Streeter

セカンドライフの中でアニメーションを販売しています。 昼は普通の会社員で、Web制作やCG制作の仕事をしています。 昔やっていた空手の経験を活かし、空手のアニメをたくさん作っています。