スカルプトの最近のブログ記事

さて、以前に説明すると予告していました、灯火台のスカルプトの件です。

自分でも(これまでの中では)なかなか良い出来、と言っていたものですが、一応復習してみますと完成したものは以下のような感じです。

テクスチャーに刻まれた影もなかなか気に入っています。写真ぽいですが、写真じゃないです。

順序としては、LightWave3Dでオブジェクトを作成し、9.0から新たに追加されたノード型のシェーダで質感を設定します。
いい感じの質感になったら、サーフェースベイキングカメラでレンダリングします。

すると、以下のようなテクスチャーができます。

これを24bitのTargaでアップして利用します。

次にスカルプトですね。

私はプラグインのG2とかたまに使うのですが、G2が適用されているとスカルプトが出ないようなので、この時にはG2適用を削除します。
それ以外は、サーフェースベイキングを作ってそのままの流れでスカルプトも出せますので早いです。

で、話が前後しますが、問題なのは、このレンダリングの前段階の仕込みになります。
スカルプトを正しく出力するためには、UVマップの編集にとても手間をかけないといけません。

まず、灯火台の形状に合わせて、Y軸の円柱でUVマップを作ります。すると、以下のようなマップになります。

一見、整然としているようで、はみ出している部分がありますね。また、わかりづらいですが、このマップだと丸い上面と底面はマップの上辺と底辺で線状態になってしまっています。

これを広げてやり、また、はみ出しているものや空白があかないように編集します。
そして、まんべんなくマップを編集できたら、Ctrl+Tで三角ポリゴンにします。これは必須の作業のようです。
気をつけたいのは、三角ポリゴン化するのは最後の最後、ということです。いったん三角ポリゴンにしてしまうと、その後の編集がとても面倒になってしまうからです。

そこまで終えたのが以下のマップです。

必ずしもいい出来かどうかわかりませんが、これでようやく思った形状が作れたので、気を配った点は間違ってなかったんだと思います。

あと、たまにちゃんと作ったつもりのスカルプトが、SL内にアップすると表裏がひっくり返ってしまうことがありました。
原因はよくわからなかったのですが、どこかのWebサイトでスカルプトの仕組みについての解説を読んでひらめいたのが、色反転すればいいのでは?ということでした。どういう理屈でそう思ったかは忘れてしまったのですが、結果的にはそれで解決しました。

今度は人間の顔とか作ってみたいなー。

はぁー、久しぶりの記事アップです。

前回、7/13に記事アップしてから何をしていたかといいますと、実はメインツールのLightWaveをバージョンアップしましたんで、そのセッティングやら機能検証やらをやっていました。それほど大変な作業ではないのですが、昼の仕事が忙しかったためにあまり時間が取れず、ノロノロと今日までかかってしまいました。

今回のバージョンアップの中でも特に注目していましたのが、SLのスカルプト用プラグインと、サーフェイスベーキングカメラ、でした。SL用にはもう一つ「LWOEncorder」というプラグインが出ていますが、使い道がよく分からず、とりあえず放置です。

さて、スカルプトで作ってみましたのが、武道館の上のタマネギオブジェクトです。
Japan 03
別に玉ねぎに特別な思い入れがあるわけではなく、単純にスカルプトに向いている気がしたのと、プリム数を減らしたかったためです。(このお店、プリム数を使い過ぎで、200以上使っちゃってます)

で、出来栄えなんですが、やはりけっこう粗くなっちゃいますね。
元のLightWaveでの出力は以下のような感じです。
LightWave出力
武道館のタマネギオブジェクトはよく見ると縦にへこんだラインが入っていますが、それも再現しました。

これと比べると、スカルプトで作ったものは少し表面がでこぼこしています。

実は、最初は512x512のノーマルマップでやってみたんですが、その時はもっとでこぼこが目立ちました。このようなプリムに近い形状のものは、Lindenで推奨しているように64x64の方がきれいに出るみたいです。

また、最初にアップする際、プレビュー画面で縦割れができてしまっていまして、それを直そうといろいろ四苦八苦しました。

しかし、結局のところ、実際にアップしてみたらそのような割れ目は現れず、プレビューも完璧じゃないんだなと気づきました。

表面のデコボコ感は、もしかするとLightWaveで作った際のポリゴン数が多すぎるのかもしれません。あまり細かいポリゴンをノーマルマップを介して再現するのに無理があるのかな?とちょっと思っていますが、今すぐ適切なポリゴン数を探すのも大変なので、とりあえずこの状態でアップしました。

また、いろいろ試行錯誤してみようと思います。

さて、気づいてみたら今月に入ってまだアニメーションの新作を出していなかったので、今週はそっちの方を頑張ろうと思います。

今アップしている中で、コンビネーション技が思ったよりも人気があるようなので、今度は手わざからカカト落としまでのコンビネーションを作ってみようと思っています。

ではまた

LightWaveのスカルプト

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Dストームさんのブログで、LightWaveで作ったスカルプトをビジネス&クリエイターフェアにアップしたとの記述があったので、早速見てきました。

本当に1プリムでできてましたね(当り前か・・・)。
ブログを見ている感じでは、LWを使ってきた人にはそれほど大変な作業ではなさそうなので、そのうち自分でも試してみたいと思います。けっこう創作意欲がわきますね。

9.0ユーザーへはプラグインとしてスカルプト制作機能が提供されるとのことなので、私も8.5から9.0へのアップデートを考えようと思います。

ただ、SecondLife対応ということであれば、是非BVH出力もサポートしてほしいところです。現状、読み込みはできますが、出力ができないので仕方なくPoser買いました。でも、なれないのでやはりLWでモーション作りたいです。

さて、LW版のシャツなど無料で配布されていましたので、早速着用して記念撮影です。

公式サイト

筆者プロフィール

William7 Streeter

セカンドライフの中でアニメーションを販売しています。 昼は普通の会社員で、Web制作やCG制作の仕事をしています。 昔やっていた空手の経験を活かし、空手のアニメをたくさん作っています。